現在、中学1年の長男は、3~4ヶ月に1回のペースでホメオパシー健康相談を受けながら、熱を出したり、怪我などには、その都度ホメオパスの先生にご相談したり、セルフでホメオパシーを続け、病院通いも殆どなく、薬も使わずに過ごしてきました。
今回は、子供の体験で、少しでもお役に立てればと思い、長くなりますが、投稿させていただきます。
長男が小学5年生の9月に、初めての登山合宿を前にして、かなり緊張し、疲れており、登山合宿の2日前に、学校で痙攣発作を起こして倒れてしまいました。
病院を受診すると、すぐ検査入院。もちろん登山合宿は行けませんでした。
検査すると、脳波に癲癇波(てんかんは)が出ているとのことで、抗癲癇薬を勧められましたが、初めての痙攣発作ということと、親の希望で投薬は見送り、定期的な検査で様子を見ることになりました。
10月、翌年1月、5月に脳波の検査を受け、それほど大きくはないものの、医師が気になる癲癇波はあったようです。
でも投薬はせず、ホメオパシーの処方を受けながら、様子を見ていました。その間に、少しでも身体の代謝が良くなればと、温熱治療(テルミー)にも月に1回、通っていました。
温熱治療の先生には「小学生でこんなに凝っているのは見たことがない!」と、頭・首・肩 の凝りをいつも指摘されていました。
【小学校6年生】プールの後に痙攣発作
そして次の定期検査を9月に控え、小学6年生の8月の夏休み、家族でプールに行って泳ぎの苦手な長男がクロールで20m近く泳げ、みんなで褒めていたのですが、本人はものすごく疲れた様子で、顔面が土色。
きっと息継ぎで、うまく呼吸できなかったんだと思って、休ませながら、Carb-v(カー ボベジ)を与えました。
そうしたらその夜、1年近くぶりの痙攣発作を起こしました。 私が不在だったので、夫はあわてて病院に連絡し、次の日、即検査となりました。 少量ではありますが、癲癇波が出ており、2度目ということで今回は強く投薬を勧められました。
母の葛藤
2度目の発作があると、3度目はかなり高い確率で発作が起きるそうです。
夫はそれを聞いて、長男を思うあまり、投薬する方向で気持ちが動いていたようです。
私も、誰もいないところで発作が起きたら……とか、不安になりましたが、どうしても投薬は避けたくて(というのは、癲癇ではない身内で、同じ薬を飲んでいる者がおり、副作用などを見ていると、どうしても長男に飲ませたくなかったのです)。ホメオパシーに理解のない夫と何度も話し合いました。
セカンドオピニオンとして他の病院にも行きましたが、最初の病院よりも、さらに投薬を勧められてしまいました。
ホメオパスの先生に症例をお伺いしたり、癲癇の本や、ホメオパシーの本、シュタイナーの医学の本、インターネットの情報などを読みあさり、長男がなぜこの時期(思春期)に痙攣発作を起こしたのかという意味まで考え、友人の意見を聞いたり、夫ともさらに話し合い、病院の先生とも話し合って、投薬は3回目の発作が起きたら、考えようという結果になったのです。
もちろん長男の癲癇波や発作の頻度がかなり低くて、緊急を要する症状ではなかったから、そういう結果になったのだと思います。
かなり悩みましたが、夫や周りの友人、ホメオパスの先生、病院の先生に見守られ、長男は検査を受けながら、ホメオパシーのレメディーを飲み続けながら、抗癲癇薬は使わずに過ごすことになりました。
検査では、8月末にも少量の癲癇波がみられ、12月にも癲癇波がありました。
温熱治療でも、身体の凝りは相変わらず指摘されていました。
激しい好転反応 を乗り越える
そうして過ごしていたら、2009年の2月に37度台の熱を出し、Bry(ブライオニア)で39度5分まで上がり、ホメオパスの先生と相談しながらレメディーを与え続けていたら、3日目に熱が下がったと同時に、大量の鼻血が出ました。
今までも何度か鼻血は出たことがあったのですが、今回は、私が見たこともないような量の鼻血です。
ホントにどんどん出てくるので、思わず笑ってしまいました。
長男が「まだ鼻の奥に残ってる~」というので、鼻をかませたら、ものすごいゼリー状の鼻血の塊!写真にとっておけば良かったです。この鼻血で、ティッシュ1箱使いました!
その後も、鼻水、セキ、喉の腫れ、微熱などがありましたが、都度、レメディーで対処し、学校は結局1週間くらい休ませましたが、すっかり元気になりました。
【中学校1年生】癲癇を克服
発熱を乗り越えるたびに、大きく逞しくなっていく長男。そして中学1年生になった4月、4ヶ月ぶりの脳波検査では、癲癇波が全然出ていなかったのです!
発作が起きた時の危険を考えて、止められていた自転車乗りも解禁になり、本人は大喜びです。
温熱治療でも、首や肩の凝りは少しあるものの、頭の凝りは無くなったと言われました。
おもしろいことに痙攣のあと、発熱のあと、1日中眠り続ける長男ですが、起きてくると身長が伸びているのです。思春期で身体が変わっていく時期なのでしょうが、初めて痙攣発作を起こしてから1年半で、身長が15cm伸びました。
日増しにたくましくなっていく長男を見て、悩みながらも、周りの方々に支えていただき、投薬を見送って良かったなあと思います。 その節は、ホメオパスの先生にも大変お世話になり、支えていただきました。 病院の先生にも、病状や薬のことも丁寧に説明していただきながら、親の意見を尊重していただいて感謝しています(先生にしてみれば、面倒な患者の親ですよね)。
癲癇の痙攣発作を、薬を使わずに見守るというのは、かなり勇気が要りました。
ホメオパシーを知って、かなり経ち、少々の熱やケガでは動じなくなった私ですが、ホメオパシーだけで、癲癇・ 痙攣を見守るのは、恐かったです。 大変長くなりましたが、少しでもどなたかの参考になればと思い、投稿させていただきました。これからもホメオパシーを活用していきます。