軽い下血があり、たまになる痔とは少し違うなと思い病院へ行きました。大腸を内視鏡で視てもらうと、潰瘍があり、潰瘍性大腸炎と診断されました。
担当医からは、ごく軽い症状だから薬を飲んでいれば、特に食餌制限をする必要もなく治るよ、と言われました。潰瘍性大腸炎とはいわゆる難病で現在の医療では完治が困難な病気であるため、国が特定疾患として認定し医療費の補助が受けられます。しかし、当時は海外在住でしたので、国からの特定疾患補助もうけられず、毎月高額な薬代と送料を払い続けなければなりませんでした。
処方されたペンタサという薬を真面目に飲み続けていたのですが、症状は悪化の一途をたどり、最終的には毎日何回も行くトイレでは、ほとんど水溶性の血便で、粗相をしてしまうほどになりました。日本の医師に相談し、ペンタサ注腸という肛門から大腸に直接注入するタイプを送ってもらい試しましたが、ほとんど効果がなく、困り果てていました。次に帰国した時は確実にステロイドを使われるなと恐怖を覚え、インターネットなどで漢方等の代替治療を調べ始め、ホメオパシーについても知りました。
妻から近所にホメオパスが住んでいると聞き、藁をもつかむ気持ちで相談すると、1時間ほどの面接の後レメディーを処方していただきました。2か月ほどが立つと、便が固まりはじめ(下痢以外の便をしたのは1年ぶりくらいでした!)、その後は完全に下血も収まり、ペンタサなどの薬も一切とらずにレメディーだけで生活しております。
それからすでに6カ月以上たっていますが、再燃する気配は今のところありません。まさに魔法にかかったような体験でした。この感激を是非この病気で苦しんでいる方にも伝えたいと思い、インターネットで潰瘍性大腸炎の患者たちのHPに投稿しましたが、ほとんど反応がなく、日本でのホメオパシーの認知はまだまだ低いのかなと思いました。ホメオパシーの普及を心より応援します。