
ホメオパシー愛用歴10年になります。
3日前、中学生の次男がサッカーの試合時、他選手とぶつかった拍子に転んで舌を噛み、かなり切れて出血しました。夫がその場にいたので、外科を受診、舌の表と裏を7針縫いました。
私が出先から病院に着いた時には、縫合はもう終わっていて、すぐにArn.(アーニカ)、Calen.(カレンデユラ)、Hyper.(ハイペリカム)をとらせました。
次の日からは食欲も出てきたのですが、縫合した部分の糸が何本か取れてしまい、切れた箇所がパックリと開いています。口の中なので、大丈夫とは思いますが、その他にレメディーはあるでしょうか。ショックを受けたと思うのでAcon.(アコナイト)もとらせましたが、ケガ後、最近イライラしているな~と思うので、Staph.(スタッフサグリア)も考えています。
彼は噛み合わせがあまりよくないのですが、それも舌を噛んだ一因かなと思います。矯正はちょっと疑問に思うところがあって考えていなかったのですが、今回のことで考えるようになりました。ホメオパシー的には、歯科矯正はどのようにお考えですか。
また、付随して質問ですが、幼少時から髪が薄く茶色で、中学生の今も髪が太く多くなりません。雨に濡れると、地肌が見えるのを気にしています。海藻類も食べるようにしているのですが、おすすめのレメディーはありますでしょうか。質問ばかりで申し訳ないのですが、アドバイスよろしくお願いいたします。



怪我をされた後、数日たちますがその後いかがでしょうか。上記のレメディーでケガの対応はうまくいくいったのではないかと思うのですが、より深い組織の損傷により治癒が遅れている場合は、Bell-p.(ベリスペレニス)というレメディーが良いでしょう。併せてMT)カレンデュラのマザーティンクチャーを水で薄めて口内の洗浄を行ったり、内服すると複雑化の予防に良いですよ。
歯列の乱れについては現代の食の変化による顎の発達の不足、特に昔のような硬い食物を時間をかけて咀嚼をするということが無くなり、顎が発達せず狭いまま、大人の歯が生えてきて、収まらず歯列が乱れるという状況が多くみられます。中学生で成長段階ですので、歯列矯正という局所的な措置に踏み込む前に、ニンジンなどの生野菜や玄米などよく噛む食事を続けることや、骨格を整えるヨガなどの体操を行うと良いでしょう。現在では顎を広げるためのダンスセラピーなどもあるようです。レメディーとしては以下のようなものが顎の狭さからの歯列の乱れに合うものです。Syph.、Calc.(カルカーブ)、Calc-p.(カルクフォス)、Calc-f.(カルクフロアー)、Sil.(シリカ)、Phos.(フォスフォラス)など。髪の毛の色が明るく、薄いような体質の方にも合うレメディーですのでティッシュソルトで長期間、とられてみてはどうでしょう。



その後、舌のケガはとったレメディーで順調に回復し、1週間後に抜糸となりました。外科の先生も、思ったより回復が早いねとおっしゃっていました。
歯並びの件ですが、歯列の乱れというよりも、口を閉じた時に下の歯に上の歯がかぶさらない不正咬合で、あまり目立ちはしないものの、いわゆる受け口です。また、兄は虫歯がないのに、彼は虫歯になりやすいです。粒)TSサポート骨と歯は、定期的にとったりしてはいるのですが、歯列の乱れに合うレメディーが髪の毛の色や薄い体質にも合うというところも興味深いので、アドバイス頂いたレメディーをとっていこうと思います。しかし、舌のケガが治って、サッカーの練習を始めた途端、やはり他選手と競り合いながらシュートを打った拍子にバランスを崩し転んだ際に、左手を着いてしまい、橈骨と尺骨にヒビ(骨折)が入りました。本人の落ち込みは相当なものです。(親もです)まだ中学1年生で急に身長が伸び始めた時期で、体ができていないのに、無理な体勢でプレーしているのが原因と思います。また歯の弱さ、髪、骨の弱さなどは、共通しているのでしょうか。続けて、粒)TSサポート骨と歯や、Symph.(シンファイタム)をとっていこうと思いますが、ほかにアドバイスがあればお願いいたします。



受け口の場合も、やはり局所的な問題でなく心身のさまざまな要因が絡みあって受け口の状態が起きていると思います。不正咬合からの顎関節症などの問題が今、現在起きていないのであれば、機械的に矯正をするよりも、骨格や筋肉の緊張のバランスを整えるような運動、食生活、こころの問題への取り組みなどを通して解消していかれるのが結果的には根本的な解決になるのではと思います。
しかし痛みや、顎の外れやすさといった構造的な問題がすでに生じているのであれば、まずはそれを矯正してからその状態が自然に維持できるよう上記のような取組をなされていくのも良いと思います。骨のもろさや、大きな怪我をしやすいことなどはホメオパシーで言うところの梅毒マヤズム的傾向が強いと思われます。このような傾向を解決していくためにはノゾースの使用が必要となります。ぜひ日本ホメオパシーセンターのホメオパスの健康相談会にかかられてください。