今回は、私自身の脂漏性湿疹にSulph(ソーファー)200Cがヒットしたケースをご報告致します。
先日、頭が痒いなと思っているうちに湿疹が頭皮全体に広がり、多い時で80個余りの湿疹が出来ました。あまりにも酷いので皮膚科に行って診察だけ受けたところ、脂漏性湿疹との事でした。
それからホメオパスに連絡してレメディーの指示を仰ぐと「Psor(ソライナム)とSulph(ソーファー)ですね」との事でした。
手元の粒レメディーにPsor(ソライナム)はありませんでしたが、Sulph(ソーファー)200Cを摂って寝ると、翌朝には痒みを全く感じませんでした。発症から2週間のうちに、頭部から顔部(額、頬、瞼、耳)、首、肩、腕から指先にかけて湿疹でおおわれ、全体がガサガサでボロボロだった皮膚も一晩で再生し、朝にはカサカサしていてもザラザラとした感じになり、落ち着いていると感じました。
特に頬は真っ赤でヒリヒリして痛痒く、「こんな顔では仕事に行けない」「アトピーになるのでは?」(一部のケースでは進行するとアトピーになるとの事)と不安でした。ヒリヒリして痛みも強く、洗顔出来ないし触れない状態でした。耳は着替えの度に衣類が擦れると激痛が走りました。夜間に気の狂いそうな痒みに耐えながら「気がおかしくなりそう!」と頭をかきむしったり、ひたすらThuj(スーヤ)の入った蜜蝋のTクリームを付け続け、そうこうするうちに夜が明ける、という事の繰り返しでした。
当然夜は眠れず、アトピーの方々のケースを思い出して「本当にそうだよなぁ」と程度の差はあれど少しだけ理解したり、無くして分かる健康の有り難さを実感しました。しかしレメディーを摂って1日経った今では、頬は他の部分と全く変わりなくツルツルのスベスベです。耳も同様で、左の耳たぶ以外は皮膚が剥離して(古い皮膚組織が脱落して)、ツルツルしており触る度にうっとりしています。まるで赤ちゃんの様な皮膚になり、今回の症状を出してくれた身体に今は感謝しています。首もどんどん古い皮膚が落ちて、もうザラザラしない事に驚いています。
やはり症状は必要があって出ているのであり、排泄が終わったら後はスッキリする事が出来るのですね。そんな中で症状を恨んだり、「○○(例えば食事など)がいけなかったんだ」と必要以上に自分の過去の行動等を責めずに、ただ治癒する事を信じてレメディーを摂る事が大切なんだと分かりました。皮膚症状は自分の認識は勿論、「不潔そう」「感染するのでは」等、他人からの見た目も良くありません。私の場合は入浴時や夜間に痒みが増強し、介護職に就いている事から「もしかしたら、疥癬では」との恐怖も頭をよぎりました。しかし皮膚科を受診する事を決めてからは「少なくとも、病名は分かるんだから」と気が楽になりました。
病院については、多少愛想がなくても、患者を見下ろす様な態度を取る医師でも、的確な診断を下す事が出来れば良いのです。そして、今回受診した休日当番医は「薬の処方と処置はいりません」という私の意志を「あ、そう」とあっさり受け入れて下さったので大変有難かったです。おかげで無駄な出費を抑える事が出来て感謝しています。
由井先生の「必要な時は病院に行こう、現代医学の診断は大切だよ。その上で必要なレメディーを摂れば良いのだから」との言葉を思い出して、今回受診する事を決めました。
日常的に病院や医師に依存していれば気付かなかった事を沢山経験する事が出来ました。また好転反応で辛かった時に、知り合いのレメディー販売店の方々が親身に対応して下さり、体験談を話して下さったりする、そのお気持ちが嬉しくて有り難く思いました。「病気にならなければ気付けなかった事がある」「症状は有難い、病気もまた有難い」との言葉が身に染みた出来事でした。