英国では1967、1968、1981年に口蹄疫が発生。口蹄疫には、ホメオパシーレメディーの、Borax(ボーラックス)30Cが有効だったと報告されております。
2001年の流行時にも、5000以上の酪農家がホメオパシーでの対処を行ったようです。
対処には、効果が疑われるワクチンか、殺処分しかないとされている中、自分たちの家畜が愛おしく、ホメオパシーで動物の自然なケアを行おうとする酪農家の方々の多くが、ホメオパシーをつかった予防、対処を試されました。
口蹄疫は法定伝染病にも指定され、ホメオパシーでの対処には大きな圧力がかけられた中、英国などでは草の根でホメオパシーの使用が広がり、Borax(ボーラックス)30Cなどのレメディーの使用が酪農の現場で広がりました。
英国では、流行時にホメオパシーの使用の多かった地域では、流行が広がらなかったと報告されております。
口蹄疫(こうていえき)とは
牛、豚、山羊、ヒツジなど家畜に感染し、大きな被害をもたらす為、畜産関係者から恐れられている伝染病です。感染力が強く、発病すると発熱や大量の涎(よだれ)、粘膜に水疱ができるなどの症状をともない、水疱が破れた後の傷口から二次感染を引き起こします。家畜はストレスから食欲が減り、肉質低下、乳量低下などの結果を招くほか、幼い家畜は死亡する確率が高くなります。
日本では、家畜伝染病予防法において、法定伝染病に指定されております。畜産関係者は感染が確認された場合は直ちに届け出る事が義務付けられており、その際には、他の家畜への感染拡大を防ぐ為、直ちに家畜の移動制限が敷かれ、感染した家畜が次々に殺処分されます。
日本においても、2000年3月に約92年ぶりに宮崎県で口蹄疫が流行しました。その際、日本の宝とも言える種牛を含む、29万7808頭の牛が殺処分され、日本の畜産業界に大きなダメージを与えました