生理中の激しい寒気・吐き気・嘔吐・腹痛|33歳|女性

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タイムライン

3~5歳

アトピー性皮膚炎(薬は使用せず)

9歳

父が統合失調症に→兄をよくどなった。

14歳

生理痛始まる(以後、毎回鎮痛剤使用)
中・高校生
兄から暴力を受ける

21歳

交通事故で頭を打ち、くも膜下出血(手術せず自然に吸収)。

29歳

子宮筋腫の内視鏡手術。

32歳

半年前、母が勤務先の会社の金を横領していたことが発覚

相談会の様子

1回目(2005/12/09)

不穏な家庭で甘えることもせず育ち、成人してからは両親に頼まれてお金を貸し続けてきた。1年前に「もう貸さない」と宣言し、安堵と罪悪感。母はつねに兄をかわいがってきた。母と兄への怒り。

レメディー

  • Carc.(カルカーブ)(感情の抑圧、罪悪感、台風好き)
  • Ipec.(イペカック)(生理時の不調)
4回目(2006/03/29)

生理時に吐かずにすんだ。痛みも軽減。母への怒りが悪化。兄への嫉妬にブレーキをかけているかもしれないと気づく。

レメディー

  • Nat-m.(ネイチュミア)(手のイボ、嫉妬)
5回目(2006/05/18)

イボがとれた。私はさびしいんだと気づく。初めて母がかわいそうだと思った。やっぱり母が好き。

7回目(2006/11/30)

Arn.(アーニカ)をとって吐き気。事故で負傷したときの気持ちを思い出した。生理中には吐き気も寒気も頭痛もなく、静かな感動。

12回目(2007/11/22)

皮膚のかゆみ。Op.(オピウム)で悲しみ浮上。発熱。拒絶される恐怖。兄への恐怖。事故やけがへの恐怖。

レメディー

  • Acon.(アコナイト)
  • Arn.(アーニカ)(事故と虐待の恐怖と衝撃)

結論

子供時代に十分な安心と愛情を得られずに育った方は、自己否定や罪悪感の感情を抱きやすいようです。女性の自己否定は、女性性の否定にもつながり、生理や生殖器の問題となって現れることがあります。この方の場合もそうでした。さらにお兄さんからの暴力や事故の打撃によるトラウマが、治癒力を妨害していたようです。心身の傷をご自身の力で癒していくには時間がかかりますが、根気よく通っていただいたおかげで、トラウマを一つ一つ乗り越え、とてもよくなりました。その過程で少しずつご自身の感情と親しくなり、お仕事や人付き合いに受身ではなく積極的に関わりはじめ、見違えるように生き生きなさっていく様子が印象的でした。

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