タイムライン
- 怒りっぽい
- 幼児期は母が病弱で自分も結核、戦争中で誰からの助けもなかった
- 19歳で父を失い、22歳で妹が自殺
- 家族に愛されなかったという思いが強い
- 過去に手術を何度も経験(扁桃腺摘出、虫垂切除、胆のう摘出、人工関節置換)
レメディー
- Thallium(タリウム)引き続き激痛への対応
4日間ぐらい激しい痛みで大変だったが乗り越えた。
右下腹部が硬くなっているのは改善。痛みは和らぎリハビリに行って杖を外す訓練をしてみようと思う。思えば自分の人生は大変だった。
痛みが始まり、根本レメディーを出す。
レメディー
- Arnica(アーニカ):梅毒マヤズムで体が手術・怪我・戦争などでぼろぼろになっている人に合う
- Cyclamen(シクラメン):人生に暗い色を塗り、存在する不幸な部分を付け加える悲しみ
- Tub(チュバキュライナム):リウマチや関節炎、股関節脱臼をつくる結核マヤズムに対応
定期健診のレントゲンで、つぶれていた滑液ができて骨と骨の間に隙間が出来ていた。杖がなくても歩行でき、痛みは全くない。
引き続き前回と同じレメディーを提供
まとめ
痛みは心と体の恐怖と関係するが、この恐怖への防衛反応として怒りが生じる。
つまり、怒りのあるところ、その根底には認めてもらえない、愛されていないという恐怖と悲しみがある。 この方は母親と早くに別れ、父親や妹にも死なれ誰からの助けもなく生きてきた。
同時に若い時から何回も手術を受けている。
心と体が傷つく恐怖と悲しみにまみれ、苦しくてそれを抑圧し怒りで防衛していたのだ。
急性の痛みは放置するとやがて適応し痛みを感じなくなるが、後に体は硬直し慢性の関節炎やリウマチになったりする。 抑圧された感情は肝臓に捨てられ、そこのバイタルフォースが滞り、結果、肝臓周囲や股関節に痛みとなって現れた。
Cyclamen(シクラメン)をとった後、子供時代からの辛かった記憶が次々と湧き上がり、今まで強気で偉そうだったのが心に秘めていた悲しみを吐露した。 そしてさんざん痛んだ体の細胞レベルのトラウマをとるためにArnica(アーニカ)を出し、その後間接の痛みは改善した。
人生のなかで遭遇したひとつひとつの心身のトラウマを癒し恐怖と悲しみの感情を解放することで痛みが消え、穏やかな人間となった。
- JPHMA [日本ホメオパシー医学協会] 名誉会長
- JPHMA認定カレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom) 名誉学長
- 一般財団法人 日本ホメオパシー財団(JPHF) 理事長
- ARH [英国認定ホメオパス連合] 認定ホメオパス
- Hon.Dr.Hom [ホメオパシー名誉博士(Pioneer University)]
- Ph.D.Hom [ホメオパシー博士(International Mathematical Union )]
- 座右の銘:万物生命、その存在自体に感謝し、命そのものを生きられんことを!
ホメオパシーを1996年から日本に本格導入。日本におけるホメオパシー教育の基盤を作り上げた日本におけるホメオパシーの第一人者。従来のホメオパシーに、インナーチャイルド癒し・霊性学・食養生などの統合医療的アプローチを加えた体・心・魂を三位一体で治癒に導くZENホメオパシーを確立した。